◆2017.05.04up◆新緑の風を味わいながら

2017年5月4日

 五月晴れの空に白いハナミズキの花が映えています。鯉のぼりを眺めながら、新緑の空気を胸いっぱいに吸い込んでリフレッシュ!といきますか。

 

 さて、東京・豊洲に昨年オープンした「マギーズ東京」に、乳がん体験者の友人と一緒に行ってきました。テレビでも紹介されましたが、ここはがんになった方やその家族や友人が気軽に立ち寄って、お茶をのみながら話したり相談したり、自分の力を取り戻すための居場所。センター長の秋山正子さんによれば、「病院と家庭の中間のようなところ」です。

 

 木の香りのする室内には、デ~ンと大きなダイニングテーブル。「まずはお茶をどうぞ」という趣向です。予約なしで経験豊富な看護師や心理士に相談したり、がんに関する資料を読んで過ごすこともできる居心地のいい空間です。

 

 立地場所はいま話題の豊洲ですが、最寄り駅のゆりかもめ「市場前」で降りると、ここが東京かと思うような広々とした原っぱに建物が点在。海風のせいか、「なんだかいい気が流れてるみたい」と同行の友人もリラックスした様子。

 

 「マギーズセンター」はイギリスが発祥の地。がんになったマギー・ジェンクスさん(故人)の「治療中でも患者ではなく一人の人間としていられる場所と、友人のような道案内がほしい」との願いから 20年前につくられました。イギリス国内にはロンドンなど20か所、香港、オーストラリアに続いて、東京にも初めて実現しました。設立や運営は寄付とボランティアでまかなわれており、利用は無料というのも特色です。

 

 日本人の2人に1人ががんになるといわれる現在、病院外で本音で話せて、正しい知識を持った(温かい人柄の)支え手のいるこうした場所は、各地で求められていると思います。治療法に迷い不安を抱えた患者さんが、がん治療の現場に詳しい看護師と本音で話すことで問題が整理され、医師に説明を求めることができ、表情も明るく前向きに変わっていく例などなど。気持ちに寄り添いながら、その人自身の中にある力を引き出し、次のステップにつなげていくことの大切さ。これはがんに限らず、(我田引水ですが)日ごろ更年期女性の声に耳を傾けている電話相談でも実感すること。マギーズセンターの試みは、快適な建物や経験豊富で親しみやすいスタッフの対応とともに、そのための一つの方向性を示していると思ったのでした。(Y)

 

マギーズ東京 東京都江東区豊洲6-4-18
開館時間 月曜日~金曜日(午前10時~午後4時まで)
土日・祝日はイベント時のみオープン
詳しくは マギーズ東京公式ウェブサイト

 

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