◆2017.09.03up◆たんぱく質とフレイル予防と

2017年9月3日

 ちょっと気温が下がって食欲の秋も目前です。このところ続けているのが、毎日の食事でたんぱく質をどれだけ摂っているかチェックシートに記入すること。通っている筋トレ教室の企画で、肉・魚・乳製品・卵・豆・その他の6項目を点数で記録し、スタッフに「昨日は○点摂りました」と報告、シールをもらって貼るというもの。

 

 記録してみてわかったのは、毎日のたんぱく質摂取量が思っていたより少ないこと。野菜好きでベジタブルファーストは当たり前、加えて魚や肉、牛乳も適量食べているつもりだったのに、まさかたんぱく質が不足だなんてショック。改めて朝昼晩の食事内容とたんぱく質の量を見直し中です。

 

 そして本棚から引っ張り出したのが、熊谷修著「介護されたくないなら粗食はやめなさい」(講談社+α新書)。ページを繰ると「シニアがはまる筋トレの落とし穴」の項目が。筋肉を鍛えるプログラムを行うときは、十分なたんぱく質栄養の予備プールが必要と書かれています。とくに閉経後の女性は骨や筋肉が急速に減ることが知られていますが、それだけに注意が必要とのこと。そうそう、骨にはカルシウムとともにたんぱく質も大事といわれてますよね。筋トレ教室が「しっかり筋トレ」だけでなく「よい食事(たんぱく質摂取)」をプラスするキャンペーンを始めた意味も納得です。

 

 では、一日にどれぐらいの量のたんぱく質を摂ればよいのか。著者の熊谷先生の推奨値は、70歳以上では男性70~75グラム、女性60~65グラム。これは国がすすめる量より10~15グラム多い値です。

 

 最近、よくいわれる“フレイル予防”。フレイルとは虚弱の意味で、虚弱な高齢者を防ぐことは超高齢社会の重要課題です。たんぱく質を多く含む食事をおいしく食べることは、その対策の柱の一つ。しかも、女性なら誰もが迎える閉経は、全身を守ってくれていた女性ホルモンがなくなる体の大転換期、この時期から良好なたんぱく質を摂る手立てをと、熊谷先生はアドバイスしています。

 

 食べるの大好きのみなさん、食欲の秋を楽しく味わいながら、たんぱく質の量にも目配り、美と健康そしてフレイル予防を目指しましょう。(Y)

 

 

 
「介護されたくないなら粗食はやめなさい ピンピンコロリの栄養学」