子宮筋腫

子宮の組織がエストロゲンの作用を受けて肥大したもので、40代周辺の女性の約3人に1人が子宮筋腫をもっていると言われます。大きなものでは直径10㎝以上、新生児の頭ほどにもなるものもありますが、子宮筋腫は良性腫瘍であり、放置しても悪性化(がん化)することはありません。

そこで、どのような治療を行うかは、筋腫の大きさだけでなく子宮のどこにできているか、月経痛や、月経時の出血量、そこから起こる貧血などの症状、妊娠を希望するかなど、それぞれの人の事情や考え方によって違ってきます。

 

<薬物療法>

・鎮痛剤、増血剤、止血剤などの対症療法

・漢方薬で子宮環境をよくして筋腫を小さくしようとする試み

・ピル・・・手術適応ではない大きさの筋腫で過多月経を抑える目的で行う

 

<外科的な療法・妊娠を希望する場合>

・開腹または内視鏡で筋腫だけをとる

・子宮動脈塞栓術(UAE)・・・子宮動脈を塞いで筋腫に栄養が行かないように縮小させる

<妊娠を希望しない場合>

・子宮ごと筋腫を切除する

・収束超音波療法(FUS)・・・MRIガイド下で超音波を筋腫に集中照射して筋腫組織を焼く

・子宮内膜アブレーション…マイクロ波を照射して子宮内膜を破壊する

 

mikaduki

 

 

 

<閉経後の子宮筋腫とHRT> ※これは50代にリンク貼るものかも

なお、閉経すると筋腫は縮小しますが、HRTを行うとエストロゲンの作用を受けてまた大きくなります。そこで、子宮筋腫がある人のHRTでは、低用量のHRTを投与するなど、医師と相談の上で行うことがすすめられています(筋腫があっても、HRTができないわけではありません)。