2002年7月、新聞各紙で「米国国立衛生研究所(NIH)がHRT大規模臨床試験を中止」のニュースとともに伝えられた「ホルモン補充療法(HRT=エストロゲンと黄体ホルモンの併用)の長期投与は乳がんや心臓疾患のリスクを高める」との報道は、更年期女性や医師など各方面に強い緊張感をもたらしました。

 「メノポーズを考える会」では、この報道を受けて、原文に当たるべく、インターネットでNIHやJAMAの資料を集め、国内の専門医の意見をきくなどの取り組みをすすめてきました。

 この間、会の電話相談には、「記事を読んだが、HRTを続けてよいか」「HRTを始めたいが、あの記事で不安になった」などの女性の声が寄せられました。また「夫がインターネットで原文を読み、更年期障害にHRTを使っても心配ないと教えてくれた」と冷静に受け止める例の一方で、新聞の記事だけを判断材料にHRTはやらないことに決めた医師など、対応の差が大きいこともわかってきました。つらい更年期をHRTで乗り越えつつある女性たちのことも気がかりでした。

 このため会では、女性たちの理解に役立つ、正確な情報をお伝えする必要があると考え、この資料集をお届けすることとしました。内容は、NIH報告に関する解説を専門医の監修のもとにまとめたもの、「日本更年期医学会ニュースレター」(8月特集号)からの転載2篇です。

●米国のHRT大規模臨床試験の中間結果と中止報告をどう受け止めるか

●米国のHRT大規模臨床試験の中間結果と中止報告を読む前に


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このほか、日本更年期医学会のホームページに公表されている「見解」も、専門家むけですが、参考になると思われます。

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