晴天に恵まれた4月24日(土)、東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区)にてメノポーズを考える会の年に一度の大イベント、「メノポーズフォーラム」が開かれました。
更年期だけでなく30〜70代の幅広い層の女性に関心の高い乳がん検診、老化を防ぐ筋力トレーニングについてそれぞれ第一線の先生方をお招きして話を伺いました。
講師の難波清先生は、九州・宮崎に医療法人ブレストピアなんば病院を開院するほか、2003年には東京都港区に南青山ブレストピアクリニックを開設。
最先端の医療機器を導入し乳腺疾患患者のための理想的な診療システム作りをライフワークとされています。
乳がん発生のメカニズムからその治療の実際までわかりやすくお話され、特にこのフォーラムのわずか一週間ほど前に、乳がんを切ら
ずに数時間で治療を終えるという「MRガイド下集束超音波手術」
に日本で初めて成功したという話題には、場内からも驚きと感動の声が上がっていました。
(この治療法に関する詳しい解説は難波先生のウェブサイトで。)
全国の地方自治体行政と共同で高齢者への運動プログラムの作成などの健康政策をすすめているのが、講師の久野譜也先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科助教授)です。
寝たきりの高齢者が立って歩けるまでになるというその結果は、NHK「クローズアップ現代」などでも紹介され反響を呼んでいますし、最近は「大腰筋ダイエット」の提唱者として知っている人も多いでしょう。
講演では、老化と筋力の衰えのしくみから、「高齢者に筋トレなどはさせない(させてはいけない)」というそれまでの健康常識を破って高齢者の筋トレ・プログラムを開発するまでの経緯がユーモアたっぷりに解説され、会場は随所で笑いの渦が起こっていました。
後半は、先生自ら簡単筋トレを実演され、「『明日から』ではダメ、『今すぐ』からやってください」ハッパをかけられて、参加者も座ったままの足の蹴り上げやヒンズースクワットなどを楽しく体験しました。
植田けい先生は、横浜市に「ひまわりレディースクリニック」を開院すると同時に、女性外来の草分け的存在である「女性のための生涯医療センターViVi」(東京都千代田区)の非常勤医でもあります。
ご自身が子宮内膜症と続発性不妊に苦しんだという経験から、心と体のケアについて、低容量ピルの使用法についてもわかりやすく解説され、また「少子化と高齢化の影響で婦人病が増えている」という話は参加者にとってまさに目からウロコ。
女性のカラダの諸問題は、その時代の世相や社会背景と無縁ではないということを感じさせられたという声も出ていました。
「乳がんになりやすい?」から「痴呆症予防になる」「コレステロールを下げる」まで、ホルモン補充療法(HRT)については、女性の体へのメリットとデメリットがさまざまに言われています。
欧米でのHRT評価見直しをはじめとし、刻一刻と変わるHRTへの考え方を小山先生に解説していただきました。
「更年期世代のヘルスケア製品を知りたい」「自分の体の悩みにあった製品をどのようにして探したらよいかわからない」という声を受け、ヘルスケア、スキンケアに関する製品展示を行いました。まだ各地の薬局などには出回っていない製品が多く、参加者も興味津々。各展示ブースは大賑わいでした。