HRTを使う人のための「ホルモン補充療法(HRT)がよくわかるQ&Aハンドブック2019」
目次
一般女性向けにHRTの具体的な使い方を総合解説
いま、女性のライフスタイルは大きく変化しています。特に40~50代女性に関しては、高い就業率に加え、責任あるポジションにつく女性も増えており、かつ晩産化による育児の高齢化、そして親の介護など、職場でも家庭でも大きな役割を求められています。しかし、40~50代女性は更年期にさしかかる年代でもあるため、カラダの変化から不調も起こりやすく、更に閉経以降に向けて健康投資をしなくてはいけない時期でもあります。
このように、女性の健康管理は今まで以上に必要とされ、女性特有の健康課題やその対策についての正しい知識を得ることが重要とされています。中でも、更年期症状の治療薬として世界的にはスタンダートとなっているHRTの正しい情報は、日本ではまだまだ不足しているのが現状です。当協会では更年期女性の健康増進の一つの選択肢であるHRTについて、医師向けのHRTガイドライン2017に準拠した内容で、一般女性にもわかりやすい内容の書籍を発刊しております。
専門家による解説と併せ、HRT使用者の声も載せていることが特徴となっておりますので、HRTについてより詳しくしるための一助として本書を活用いただければ幸いです。
「ホルモン補充療法(HRT)がよくわかる Q&Aハンドブック2019」
最新版「ホルモン補充療法(HRT)ガイドライン2017年度版」準拠
専門家による解説とHRT使用者の声で なぜ?どうすれば?に答える
【監修】牧田和也 牧田産婦人科医院 院長/日本女性医学学会 幹事
【編集制作】NPO法人 女性の健康とメノポーズ協会 『ホルモン補充療法(HRT)がよくわかるQ&Aハンドブック2019』制作委員会
専門家による解説と使用者の声でHRTがわかる
<特徴1> HRTの効果と使い方について、「ホルモン補充療法ガイドライン2017 年度版(編集/監修 日本産科婦人科学会・日本女性医学学会」より最新の解説をQ&Aスタイルで掲載
<特徴2> 女性の立場で、HRTの受け方やライフスタイルについてアドバイス。
<特徴3> 当協会に寄せられた女性の声から、症状に関する訴えやHRTの使い方への質問、HRTで改善したなどの体験談を掲載。
どんな症状にHRTは効果があるのか?
以下の症状に対するHRTの効果について詳しく解説
- のぼせ・ほてり・ホットフラッシュ
- 睡眠障害(寝付けない、夜中に目が覚めるなど)
- 精神症状(イライラ、抑うつ気分、寂しい、無気力、神経過敏、集中できない、記憶力低下、人に会いたくないなど)
- 骨粗鬆症の予防と改善
- 手のこわばりや関節の痛み
- 動脈硬化予防
- 皮膚のかさつきや乾燥感、かゆみ
- 腟炎、外陰部のかゆみ、性交痛
- 膀胱炎、尿路感染症
- 頻尿や尿もれの改善
- ドライマウス(口の渇き、唾液が出にくい)
- 歯周病の予防や改善
- 認知症(アルツハイマー病)
- HRTによるがんのリスクとがん予防効果
- このほか、Q&Aとして、「このような時、HRTは使用できますか?」「HRT使用中の疑問について」など掲載。
HRTを受けるときに気になることを本書で解決して安心して治療を受けましょう
HRTについての疑問をわかりやすく解説しています。
- HRTはいつまで続けられる?
- HRTをやめるときには、少しづつ用量を減らした方がいい?
- この先もHRTを続けたい。気をつ付けることはありますか?
- 40代でOC・LEPを使っています。HRTに切り替える必要はありますか
- 60代に入り、閉経後10年以上たっています。これからHRTを開始できますか?
豊富な資料でユーザーの「知りたい!」をしっかり解説
- HRT製剤の一覧
- 漢方薬の一覧
- ライフスタイルの工夫についてなど