2025年 女性の健康経営®アワード 受賞団体・企業、受賞者

女性の健康とメノポーズ協会では、女性の健康検定に合格された 「女性の健康推進員」 及び 「女性の健康経営推進員 」 を対象に、女性の健康支援・女性の健康教育・女性の健康経営に結び付く活動を積極的に取り組まれた個人と法人・団体に対して、その業績を表彰しております 。
2025年 女性の健康経営®アワードは5団体の皆様に決定しました。おめでとうございます。
- 株式会社資生堂 ピープル&カルチャー本部 ウェルネスサポートグループ
- 日本電気株式会社・日本電気健康保険組合
- 人・夢・技術グループ株式会社
- ファンケルグループ
- 株式会社丸井グループ
目次
2025年受賞の皆さまと選考要旨
※団体名・所属等は受賞時点のものです。
<推進賞>株式会社資生堂 ピープル&カルチャー本部 ウェルネスサポートグループ
受賞者代表 藤岡 香織様(女性の健康経営推進員)
活動の名称 「私らしく、エイジング」キャンペーン
選考要旨
1.女性社員が約8割の企業として2020年より女性の健康プロジェクトを始動。2025年まで ①更年期 ②月経・PMS・不妊・プレコンセプションケア ③痩せ・貧血・骨粗鬆症 に関連のセミナー開催等を継続中。
2.上記②に関する社内アンケートを実施し、未受診者の実情、男性社員への要望等を把握。全社員・社外対象のセミナーを2回開催。会社が取り組むべき課題検討のトークイベントを役員と共に実施。e-learningには全店頭勤務者が参加。
3.女性の健康検定有資格者が本プロジェクトを主導し、年代別女性特有の健康課題、最新のエビデンスによる女性活躍推進企画・提案を行い充実した成果を得た。上記活動等を基に2025年より不妊治療・生殖補助医療等にも積立有料休暇支援の適用を予定。今後も女性の健康経営の推進・当検定受検の積極的な推奨を継続。
上記等の活動実績により選出された。
<推進賞>日本電気株式会社・日本電気健康保険組合
受賞者代表 原田 郁子
活動の名称 婦人科検診受診率向上への取り組み はじめての婦人科検診受診を密着レポート「婦人科検診を受けてみた!」
選考要旨
1.男性社員比率8割であるが女性社員の増加傾向から、男性中心の保健サービスを見直し2023年女性の相談窓口「フェムウェル」を設置。産業保健師3名が相談対応を開始、うち保健師1名が社員の婦人科受診推進のために、婦人科体験受診を行い、受診レポート記事を人事部共同で社内報等に掲載。閲覧数は他記事を圧す86%(3,483名)に昇り、婦人科受診率向上の啓発を図った。
2.2024年、社員20歳以上の婦人科健診・子宮頸がん検診の自己負担なし・同時受診可とし、社員・家族対象のがん啓発セミナーの開催等により、30代以上の子宮頸がん検診等の婦人科受診率上昇の成果を得た。
3.「女性の健康検定」有資格者であり「フェムウェル」担当の人事部社員5名を中心に、管理職層の「女性の健康検定」受検、若年層の婦人科健診受診率向上を継続実施し、社内の健康づくりの共通認識の取得を図った。
上記等の活動実績により選出された。
<推進賞>人・夢・技術グループ株式会社
受賞者代表 中野 すみ江(女性の健康経営推進員)
活動の名称 ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)推進と健康意識向上に向けた取組み
選考要旨
1.女性社員比率が2割余の企業では、女性の健康への取り組みが女性活躍支援の最重要課題と捉え、2023年健康支援センターを設置。社長・役員・社員全体で「女性の健康検定®」を受検、有資格者を主に「ダイバーシティ推進室」主導で経営層、社員対象の女性の健康セミナー・DE&I推進企画を上記推進室・センターで共催。
2.上記企画を経営層が率先して推進。セミナーで社長が女性特有の健康課題を男女で知る重要性を述べ、当協会講師の講演と併せて健康課題と労働生産性損失などの理解を社内で共有。2024年生理休暇を「ウェルネス休暇」に名称変更し、更年期症状・不妊治療等にも女性社員が活用できる職場環境向上を図った。
3.上記セミナー・イベントの継続、社内アンケート・社内報等でヘルスリテラシー向上を図り、傘下グループ全体で当検定受検を今後も実施する他、国の医療分野研究AMED事業研究者の健康調査に協力した。
上記等の活動実績により選出された。
<推進賞>ファンケルグループ
受賞者代表 河内達也(女性の健康推進員)
活動の名称 ①社内教育・女性活躍推進についての取り組み/女性の健康検定®受検
②企業広告活動 ファンケル メノポーズアクション ③ME-BYOスタイルアンバサダー
選考要旨
1.「健康支援室」を2018年に設置、健康相談対応・休復職サポート等を始動。2024年に社員対象のホルモンバランスセミナー(全従業員の97%視聴)、健康イベントを開催する他、健康診断(子宮頸がん・乳がん検診・骨密度検査含む)費用を補助。
2.2024年時点で管理職、社員265名が「女性の健康検定®」有資格者となり、ダイバーシティ&インクルージョンを推進し、小学校修了まで取得可の育児短時間勤務、法定以上の子の看護休暇取得を可とするなどの全社員が働きやすい職場づくりを実施。
3.社内外で関心の高い更年期の健康課題に注視し、更年期症状の悩みや理解を広く社会に啓発する「メノポーズアクション」活動を2024年より始動し、多世代に向けて更年期講座(Web配信含む)を開催。また神奈川県政策局のME-BYOスタイル施策に協力し、2023年より健康支援活動を実施中。
上記等の活動実績により選出された。
<推進賞>株式会社丸井グループ
受賞者代表 金沢 仁美(女性の健康推進員)
活動の名称 ■ 全社での自発的な「女性の健康検定」資格取得の推進 ■ 全ての役員が「女性の健康検定」資格を取得 ■ 管理職と全社員に、性別特有の健康セミナー「実践編」を実施 ■「F(Female)休暇」の新設 ■手挙げ方式による「ウェルネスリーダー」を全事業所に設置
選考要旨
1.2018年社員が主体的に「女性の健康検定®」受検を開始、合格社員に受検料全額補助。全社員(約850名)の5人に1人が自発的に資格取得。2024年全役員の当検定資格取得を目指し95%達成。次年度より全管理職の資格取得を推進等、経営層の率先により社全体のリテラシー向上に繋がった。
2.2023年、健康施策を経営戦略の一環と捉えて、管理職・全社員向けの性別特有の健康課題対話型シンポジウム等を開催。全事業所に配置の「ウェルネスリーダー」が女性の健康支援と共に男性更年期等の健康課題支援施策も展開、健保組合と会社協働で年4回ウェルネスリーダー会議を開催。
3.2023年実施の全社員アンケートより、従来の生理休暇を「F休暇」名称に変更、月間1日分(時間単位可)を有給制度に設定等、職場環境の整備、コミュニケーションと支援のUPが図られた。
上記等の活動実績により選出された。
受賞団体様からのコメント、表彰式の模様
受賞団体様からのコメント、表彰式の模様など、さらに詳しく紹介しています。動画もあります。こちらからどうぞ。
以下、募集要項のアーカイブです。次年度以降の参考にどうぞ。
「女性の健康推進員」及び「女性の健康経営推進員 」の方、またこれらの方が所属されている法人・団体の皆様には是非応募くださいますようお願い申し上げます。
表彰式
期日 2025年3月4日(火)
場所 プレスセンターホール(日本プレスセンター 東京千代田区)
募集概要
「奨励賞」(個人対象)
「女性の健康推進員」「女性の健康経営推進員」資格を取得し、女性の健康支援・女性に健康教育に関して具体的な活動をされた方
「推進賞」(法人・団体対象)
・「女性の健康推進員」「女性の健康経営推進員」が 1 名以上在籍する法人・団体で、その組織で働く人々に対し、女性の健康経営に結び付く、積極的な取り組みをされた法人・団体
・「女性の健康推進員」「女性の健康経営推進員」が 1 名以上在籍する法人・団体で、法人・団体活動を通して広く 女性の健康支援・女性に健康教育に対し積極的な取り組みをされた法人・団体
応募方法
応募用紙に活動の資料・写真などを添えて、当協会事務局に郵送またはメールにてお送り下さい。
【郵送】
公益社団法人 女性の健康とメノポーズ協会 事務局
〒160-0008 東京都新宿区四谷三栄町4-15 第一神田ビル1階
【メール】
宛先:wham_web★meno-sg.net(記号は適宜変更の上)
件名:2025年女性の健康経営アワード応募
応募用紙記載事項
氏名 ・検定合格番号・ご連絡先・取り組み、活動内容 他
*お取り組み、活動内容は賞の趣旨に沿った下記のようなことをご記入ください
活動内容記載事例
- 職場や地域などで、女性の健康に関して困っている人が相談できる環境づくりを行うなど、女性の健康支援に役立つ活動をしている
- 女性特有の健康課題に関する当協会のホームページの記事やイベントを案内したり、幅広く女性の健康について知る機会を増やす活動をしている
- 当協会の出張講座を企画したり、女性の健康検定を案内するなど、女性の健康について学ぶ機会を企画・提供することで、女性の健康に関するリテラシー向上に向けた活動を行っている
- 女性の健康検定を組織の研修などに活用することで、女性特有の健康課題を理解できる人材育成を行っている
これまでの女性の健康経営®アワード
過去の受賞の皆様、授賞式の様子などは以下からご覧ください。
















