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-女性の健康について- このページは更年期以降に起こる疾患に関する記事です。

ほてりやホットフラッシュが続いています。これは更年期ですか?

60才過ぎに起こる不調も更年期症状かもしれません

更年期とは閉経前後の10年間を指しています。日本女性の平均閉経年齢は51・5歳で、この数字はこの100年間ほど変化していない数字とされています。そこで更年期は、概ね45~55歳ごろとされます。ただし、中には56歳頃まで月経のある人もいます。そこで60代前半で更年期症状が続く人はいると考えられます。一般的にある「60歳を過ぎたら更年期ではない」という認識は誤解だといえるでしょう。不安な症状があったら、一度は更年期に詳しい婦人科を受診してみてください。

いったんおさまった更年期症状が出てくることも

50歳前後で閉経した人でも、その後HRTなどをしない限り女性ホルモンは減少した状態で過ごしていることになります。これに体が慣れてきて体調が安定する人も多い一方で、人によって体が慣れずにいつまでもつらさが続くこともあります。また、いったんは納まったようにみえた症状が、環境の変化で出てくることもあります。

当協会の電話相談にも、「子どもが結婚して家を出てから」「長年にわたる親の介護が終わって肩の荷が下りたと思ったら」「仕事をやめて家にいることが多くなって」と、家庭環境の変化があって不調が再燃したという声も寄せられています。エストロゲンのない状態は免疫機能も低下しています。これまでなら耐えられたことにもついていけなくなり、何らかの症状が出るということも考えられます。

生活リズムの乱れやストレスはありませんか

一方、のぼせ、ほてり、ホットフラッシュ、動悸、めまいなどは自律神経の乱れによる「自律神経失調症状」で、その原因は女性ホルモンの変動だけではありません。人間関係のストレスや仕事のプレッシャー、慢性的な疲れ、寝不足など不規則な生活リズム、季節の変動なども、自律神経の乱れにつながります。ストレスの原因になっているものを取り除く工夫をするなど、生活習慣を見直すこともおすすめします。また甲状腺の異常、パーキンソン病、うつ病などが背景にひそんでいる場合もあります。

60歳以降のHRTについて

60歳以上で更年期症状がある場合に、HRTを始めることができないわけではありません。「HRT(ホルモン補充療法)ガイドライン」(日本女性医学学会・日本産科婦人科学会)では、「(ホットフラッシュ)などの明確な適応があり、その効果がリスクを上回る場合には可能」としています。ただし、高血圧や動脈硬化など心血管系疾患のリスクや血栓症のリスクがないかを確認する必要があります。なお、50代でHRTを始めた人は、60代に入ってからも体調や血圧など確認しながら続けることができます。

ホルモン補充療法(HRT)

一般女性向けにHRTの具体的な使い方を総合解説「ホルモン補充療法(HRT)がよくわかるQ&Aハンドブック2019」

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